四柱推命の用語 · 通変星(十神)
食神とは?
四柱推命で「才能と楽しみ」を表す通変星
要点
食神(しょくじん)は、日干が生じる五行のうち、日干と陰陽が同じ十干です。伝統的には才能・表現・食の楽しみ・暮らしのゆとりを表し、穏やかでおおらかな星とされ、古典では「寿星」とも呼ばれます。日干の力を作品や楽しみとして自然に表に出す、通変星の中でも温和な星です。
早見
- 分類
- 通変星(十神)・食傷
- 五行の関係
- 日干が生じる五行で、陰陽が同じもの
- キーワード
- 才能、表現、楽しみ、食、穏やかさ
- 六親(伝統)
- 女性は子ども(食神を娘とする説も)。男性は目下・部下に関わるとされる
- 対になる星
- 傷官:同じく日干が生じるが、陰陽が異なる
食神の出し方
日干が生じる五行を見つけ、そのうち日干と陰陽が同じものを選びます。たとえば日干が甲(陽の木)なら、木は火を生じ、陽の火は丙。つまり甲の食神は丙です。地支では、丙を本気とする巳も食神として扱います。
| 日干 | 食神(十干) | 食神(地支の本気) |
|---|---|---|
| 甲(きのえ・陽の木) | 丙(ひのえ・陽の火) | 巳(み) |
| 乙(きのと・陰の木) | 丁(ひのと・陰の火) | 午(うま) |
| 丙(ひのえ・陽の火) | 戊(つちのえ・陽の土) | 辰(たつ)、戌(いぬ) |
| 丁(ひのと・陰の火) | 己(つちのと・陰の土) | 丑(うし)、未(ひつじ) |
| 戊(つちのえ・陽の土) | 庚(かのえ・陽の金) | 申(さる) |
| 己(つちのと・陰の土) | 辛(かのと・陰の金) | 酉(とり) |
| 庚(かのえ・陽の金) | 壬(みずのえ・陽の水) | 亥(い) |
| 辛(かのと・陰の金) | 癸(みずのと・陰の水) | 子(ね) |
| 壬(みずのえ・陽の水) | 甲(きのえ・陽の木) | 寅(とら) |
| 癸(みずのと・陰の水) | 乙(きのと・陰の木) | 卯(う) |
四柱推命での食神の意味
食神は日干が「生み出す」力で、内側のエネルギーを技能や作品、言葉、楽しみに変えます。食神がよく働く人は、穏やかで楽天的、センスがよく、人生を楽しむことを知っていて、得意なことを仕事にできる人とされます。
食神が多すぎると日干の力を漏らし、日干が弱い場合は気が散る、怠けがち、マイペースすぎる、といった形で表れやすくなります。日干が強い場合は、食神が余った力の最良の出口となり、成果に変えてくれます。
命式の柱ごとの食神
- 年柱
- 家庭の雰囲気がおおらかで、幼い頃から芸術や食に親しんだ、などと読まれます。
- 月柱
- 月支の本気が食神で天干にも透っている場合は「食神格」と呼ばれ、専門技能や創作、サービス業に向くとされます。
- 日支
- 日支は配偶者の宮です。日支に食神があると、気楽で暮らしの質を大切にする夫婦関係と読まれます。
- 時柱
- 晩年や子どもに関わり、穏やかな晩年や才能ある子ども、などと読まれます。
よく知られる組み合わせ
- 食神制殺
- 食神が偏官(七殺)を剋し、プレッシャーを実力に変える形。伝統的に非常に重視され、専門的な権威や危機を乗り越える力と結び付けられます。
- 食神生財
- 食神が財星を生じ、才能が収入に変わる形。腕で稼ぐ命式とされます。
- 倒食(梟神奪食)
- 偏印が食神を剋す形で、才能や楽しみが抑えられる、物事が中途半端になりやすいと読まれます。偏財が偏印を抑えていれば和らぐとされます。
よくある誤解
- 食神は「食いしん坊の星」というだけではありません。食は象徴の一つで、本質は才能と表現です。
- 多ければ多いほど良いわけではありません。日干が弱い場合、食神が多すぎると力を消耗します。
- 「寿星」という呼び名は伝統的なもので、健康や寿命を判断する根拠にはなりません。
- 一つの通変星だけで命式は判断できません。日干の強弱、格局、用神と合わせて読みます。
よくある質問
自分の命式に食神があるか知るには?
無料命式作成で生年月日などを入力すると、通変星の欄に各天干の通変星が表示され、地支の蔵干にある食神も確認できます。上の表で自分の日干から調べることもできます。
食神と傷官の違いは?
どちらも日干が生じる星です。食神は陰陽が同じで、穏やかで自然な表現を表します。傷官は陰陽が異なり、鋭さや批判精神、革新への意欲が強く、正官を剋します。
大運や年運で食神が巡るとどうなる?
伝統的には創作や自己表現、新しい技能の習得、暮らしを楽しむ機会が増える時期とされます。食神が偏官を制したり財を生じたりする命式では、成果が表れやすい時期です。
あなたの命式に食神はある?
無料命式作成では、各柱の通変星と、地支の蔵干の通変星まで表示します。
伝統文化の学習、自己理解、娯楽を目的とした内容です。AIの解釈は不完全または不正確な場合があり、専門的助言ではありません。