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四柱推命の用語 · 通変星(十神)

印綬(正印)とは?

四柱推命で「学びと守り」を表す通変星

要点

印綬(いんじゅ)は正印とも呼ばれ、日干を生じ、日干と陰陽が異なる十干です。伝統的には学び・資格・守り・寛容さ・名誉を表し、六親では母親の星です。日干への助けは最も穏やかで無条件なもので、日干が弱いときには特に貴重ですが、多すぎると依存的・受け身になりやすいともされます。

早見

分類
通変星(十神)・印星
五行の関係
日干を生じる五行で、陰陽が異なるもの
キーワード
学び、資格、守り、寛容、名誉
六親(伝統)
母親。広くは目上・師・守ってくれる人
対になる星
偏印:同じく日干を生じるが、陰陽が同じ

印綬の出し方

日干を生じる五行を見つけ、そのうち日干と陰陽が逆のものを選びます。たとえば日干が甲(陽の木)なら、水が木を生じ、陰の水は癸。つまり甲の印綬は癸です。地支では、癸を本気とする子も印綬として扱います。

日干別の印綬
日干印綬(十干)印綬(地支の本気)
甲(きのえ・陽の木)癸(みずのと・陰の水)子(ね)
乙(きのと・陰の木)壬(みずのえ・陽の水)亥(い)
丙(ひのえ・陽の火)乙(きのと・陰の木)卯(う)
丁(ひのと・陰の火)甲(きのえ・陽の木)寅(とら)
戊(つちのえ・陽の土)丁(ひのと・陰の火)午(うま)
己(つちのと・陰の土)丙(ひのえ・陽の火)巳(み)
庚(かのえ・陽の金)己(つちのと・陰の土)丑(うし)、未(ひつじ)
辛(かのと・陰の金)戊(つちのえ・陽の土)辰(たつ)、戌(いぬ)
壬(みずのえ・陽の水)辛(かのと・陰の金)酉(とり)
癸(みずのと・陰の水)庚(かのえ・陽の金)申(さる)

四柱推命での印綬の意味

印綬は育みと守りを表します。母の世話、師の教え、組織の後ろ盾、そして学歴・資格・経歴です。印綬がよく働く人は、おおらかで知識があり名誉を重んじ、落ち着いて物事に取り組み、目上や恩人の助けを得やすいとされます。

印星が多すぎると日干が「甘やかされ」、依存的・受け身・考えるばかりで動かない、といった形で表れやすくなります。日干がすでに強く印も多いと食傷を押さえつけ、才能が出しにくくなります。印綬も適度が大切で、日干が弱いときに最も必要とされます。

命式の柱ごとの印綬

年柱
学問を重んじる家に生まれた、幼い頃に目上の人に大切に育てられた、などと読まれます。
月柱
月支の本気が印綬で天干にも透っている場合は「印綬格」と呼ばれ、教育・学術・文化・公務などに向くとされます。
日支
日支は配偶者の宮です。日支に印綬があると、思いやりがあり面倒見のよい配偶者とされ、男性の場合は母親との結びつきが強いとも読まれます。
時柱
晩年や子どもに関わり、穏やかな晩年や親孝行な子ども、などと読まれます。

よく知られる組み合わせ

官印相生
正官が印綬を生じ、印綬が日干を生じる形。責任と学びが支え合い、試験・昇進・名声に有利とされます。
殺印相生
偏官(七殺)が印綬を生じ、重圧が成長や権威に変わる形で、偏官を和らげる最も一般的な方法です。
傷官配印
印綬が傷官を抑え、才能が学びと規律に導かれる形。才能が生きる好配置とされます。
貪財壊印
財星が印綬を剋す形で、利益のために学業や名誉、目上との関係を犠牲にするとされます。

よくある誤解

  • 印綬が多い=高学歴、ではありません。表しているのは学び方や支えへの必要性で、実際の学歴は大運や経験しだいです。
  • 印綬は多ければよいわけではありません。日干が強い場合、印が多すぎると受け身になり力を発揮しにくくなります。
  • 印綬が弱い=母親と縁が薄い、ではありません。六親は伝統的な比喩で、実際の家族にそのまま当てはめるものではありません。
  • 一つの通変星だけで命式は判断できません。日干の強弱、格局、用神と合わせて読みます。

よくある質問

自分の命式に印綬があるか知るには?

無料命式作成で生年月日などを入力すると、通変星の欄に各天干の通変星が表示され(表記は「正印」)、地支の蔵干にある印綬も確認できます。上の表で自分の日干から調べることもできます。

印綬と偏印の違いは?

どちらも日干を生じます。印綬は陰陽が異なり、穏やかな保護・正統な学び・母の愛情を表します。偏印は陰陽が同じで、直感やひらめき、専門的な学びを表し、食神を剋します。

大運や年運で印綬が巡るとどうなる?

伝統的には学び・資格取得・研修に向き、目上や恩人の助けを得やすい時期とされます。日干が弱いときに特に有利で、強いときは現状に甘んじないよう注意が必要です。

あなたの命式に印綬はある?

無料命式作成では、各柱の通変星と、地支の蔵干の通変星まで表示します。

伝統文化の学習、自己理解、娯楽を目的とした内容です。AIの解釈は不完全または不正確な場合があり、専門的助言ではありません。