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四柱推命の用語 · 通変星(十神)

比肩とは?

四柱推命で「自分と仲間」を表す通変星

要点

比肩(ひけん)は、日干と五行も陰陽も同じ十干で、いわば日干の「分身」です。伝統的には自我・独立心・粘り強さ、そして兄弟や友人、同僚を表します。日干が弱い命式では心強い味方になり、日干が強すぎる命式では頑固さや競争として表れやすくなります。

早見

分類
通変星(十神)・比劫
五行の関係
日干と五行も陰陽も同じ
キーワード
自我、独立、粘り強さ、仲間、協力と競争
六親(伝統)
兄弟姉妹・友人・同僚(主に同性)
対になる星
劫財:五行は同じだが陰陽が異なる

比肩の出し方

比肩は最も見つけやすい通変星で、日干とまったく同じ十干が比肩です。たとえば日干が甲なら、命式の他の場所にある甲が比肩です。地支では、甲を本気とする寅も比肩として扱います。

日干別の比肩
日干比肩(十干)比肩(地支の本気)
甲(きのえ・陽の木)甲(きのえ・陽の木)寅(とら)
乙(きのと・陰の木)乙(きのと・陰の木)卯(う)
丙(ひのえ・陽の火)丙(ひのえ・陽の火)巳(み)
丁(ひのと・陰の火)丁(ひのと・陰の火)午(うま)
戊(つちのえ・陽の土)戊(つちのえ・陽の土)辰(たつ)、戌(いぬ)
己(つちのと・陰の土)己(つちのと・陰の土)丑(うし)、未(ひつじ)
庚(かのえ・陽の金)庚(かのえ・陽の金)申(さる)
辛(かのと・陰の金)辛(かのと・陰の金)酉(とり)
壬(みずのえ・陽の水)壬(みずのえ・陽の水)亥(い)
癸(みずのと・陰の水)癸(みずのと・陰の水)子(ね)

四柱推命での比肩の意味

比肩は「自分と同じ立場の人」を表し、自我や主体性、兄弟・友人・同僚との対等な関係に関わります。比肩がよく働く人は、伝統的に、自立心が強く、自分の考えを持ち、粘り強く物事をやり遂げる人とされます。

比肩の働きは日干の強弱で変わります。日干が弱いときは、頼れる仲間が増えたように支えになります。日干がすでに強いときは、比肩が増えるほど頑固さや負けず嫌い、仲間との奪い合いとして表れやすくなります。

命式の柱ごとの比肩

年柱
家系や幼少期の環境に関わり、兄弟が多い、早くから同世代の中でもまれた、などと読まれます。
月柱
月支の本気が比肩のとき(日干が戊・己の場合を除く)、日干は臨官(建禄)の位置にあり、「建禄格」と呼ばれます。自力で道を切り開くタイプとされます。
日支
日支は配偶者の宮です。日支に比肩があると、友人のような対等な夫婦関係で、お互いに自分の時間を大切にすると読まれます。
時柱
晩年や子どもに関わり、晩年に友人が多い、子どもが自立的、などと読まれます。

よく知られる組み合わせ

比肩の助け(比肩幇身)
日干が弱く財や官が重い命式で、比肩が負担を分け合う形。仲間や兄弟の助けを得るとされます。
比劫奪財
比肩・劫財が多く財星が弱い形。お金が分散しやすいとされ、共同事業や貸し借りには注意が必要と読まれます。
比肩が食神を生じる形
自分の力が食神を通して才能や作品として表に出る、流れのよい組み合わせです。
官殺が比劫を制する形
日干が強すぎるとき、正官や偏官が比劫を抑え、ルールや試練が強すぎる自我のバランスを取ると読まれます。

よくある誤解

  • 比肩が多い=兄弟が多い、ではありません。表しているのは自我と仲間との関わり方です。
  • 比肩は悪い星ではありません。日干が弱い命式では、最も必要な助けになります。
  • 比劫奪財は必ず損をするという意味ではありません。財星に食傷の支えがあるか、日干が財を担えるかを見ます。
  • 一つの通変星だけで命式は判断できません。日干の強弱、格局、用神と合わせて読みます。

よくある質問

自分の命式に比肩があるか知るには?

無料命式作成で生年月日などを入力すると、通変星の欄に各天干の通変星が表示され、地支の蔵干にある比肩も確認できます。上の表で自分の日干から調べることもできます。

比肩と劫財の違いは?

どちらも日干と五行が同じです。比肩は陰陽も同じで、志を同じくする仲間のように独立心や粘り強さを表します。劫財は陰陽が異なり、より積極的で勢いがあり、財星と奪い合いになりやすいとされます。

大運や年運で比肩が巡るとどうなる?

伝統的には自我が強まり、友人・同僚・パートナーに関わる出来事が目立つ時期とされます。日干が弱ければ助けに、強すぎれば競争や出費に注意が必要と読まれます。

あなたの命式に比肩はある?

無料命式作成では、各柱の通変星と、地支の蔵干の通変星まで表示します。

伝統文化の学習、自己理解、娯楽を目的とした内容です。AIの解釈は不完全または不正確な場合があり、専門的助言ではありません。