四柱推命の用語 · 十二運(十二長生)
建禄(臨官)とは?
十二運で「自立と成熟」を表す段階
要点
建禄(けんろく)は臨官とも呼ばれる十二運の第4段階で、大人になって正式に職に就き、自分の力で暮らす場面にたとえられます。日干の力はここで成熟し、伝統的には自立・有能さ・自分の力で道を切り開くことを表します。建禄の位置は、日干の「禄」でもあります。
早見
- 分類
- 十二運(十二長生)・第4段階
- 人生のたとえ
- 就職、自立
- キーワード
- 自立、有能、独立独歩、堅実、実務的
- 強弱の傾向
- 強い:力が成熟し、帝旺に次ぐ
- 関連する概念
- 建禄の位置は日干の禄(甲の禄は寅、乙の禄は卯…)。月支が建禄なら「建禄格」
建禄の出し方
十二運は日干から数えます。陽干は長生から順行、陰干は逆行します。甲の長生は亥なので、順に三つ進んだ寅が甲の建禄です。乙の長生は午なので、逆に三つ戻った卯が乙の建禄です。下の表は日干別の建禄の位置、つまり日干の禄です。
| 日干 | 建禄に当たる地支 |
|---|---|
| 甲(きのえ・陽の木) | 寅(とら) |
| 乙(きのと・陰の木) | 卯(う) |
| 丙(ひのえ・陽の火) | 巳(み) |
| 丁(ひのと・陰の火) | 午(うま) |
| 戊(つちのえ・陽の土) | 巳(み) |
| 己(つちのと・陰の土) | 午(うま) |
| 庚(かのえ・陽の金) | 申(さる) |
| 辛(かのと・陰の金) | 酉(とり) |
| 壬(みずのえ・陽の水) | 亥(い) |
| 癸(みずのと・陰の水) | 子(ね) |
四柱推命での建禄の意味
建禄は「職に就く」段階で、能力と立場を得て一人前になった状態です。日干が建禄に座る人や禄に当たる人は、伝統的に、自立心があり有能で実務的、人に頼らず自分の腕で立とうとする人とされます。
建禄の力は成熟していますが、帝旺ほど極端ではないため、安定して長続きする強さと見なされます。もともと日干が強い命式でさらに建禄に当たると、頑固さや融通の利かなさに注意が必要とされます。
命式での見方
- 日支
- 日干が建禄に座る日柱は「専禄」(甲寅・乙卯・庚申・辛酉)と呼ばれ、自立心が強いとされ、配偶者も自立した有能な人と読まれます。
- 月支
- 月支が日干の禄に当たると「建禄格」となり、親の財産に頼らず自力で道を開くタイプとされます。
- 年柱・時柱
- 建禄があると、早く自立した、その時期に安定した仕事や収入がある、などと読まれます。
- 大運・年運
- 建禄の運は能力が発揮され、より大きな責任を担うのに向く時期とされます。
関連する概念
- 禄
- 建禄の位置は日干の禄です。たとえば甲の禄は寅、丙の禄は巳、庚の禄は申、壬の禄は亥です。
- 建禄格
- 月支が日干の禄に当たる格です。月支を日干自身が占めるため、格は天干に透った通変星から見ます。
- 専禄
- 日柱そのものが禄になっている形(甲寅・乙卯・庚申・辛酉)で、自立心と主体性の強い日柱とされます。
よくある誤解
- 建禄(臨官)があれば官職や俸禄を得る、という意味ではありません。昔の名前は成熟と自立のたとえです。
- 禄は金運のことではありません。表しているのは日干自身の力と根です。
- FateSign の命式表示ではこの段階を「臨官」と表記しています。日本では「建禄」と呼ぶのが一般的なので、このページでは両方を併記しています。
よくある質問
自分の命式に建禄があるか知るには?
無料命式作成で生年月日などを入力すると、「十二運」の欄に日干の各柱での段階(表記は「臨官」)が、「自坐」の欄に各柱の天干の段階が表示されます。上の表で日干から調べることもできます。
建禄と臨官は同じもの?
同じ位置の二つの呼び方です。十二運では臨官・建禄、日干の禄として見れば「禄」、月支に当たれば「建禄格」と呼びます。
建禄と帝旺はどちらが強い?
最も強いのは帝旺で、建禄はその次です。建禄は成熟して安定した強さ、帝旺は頂点の強さで、行き過ぎにもなりやすい段階です。
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伝統文化の学習、自己理解、娯楽を目的とした内容です。AIの解釈は不完全または不正確な場合があり、専門的助言ではありません。