四柱推命の用語 · 十二運(十二長生)
衰とは?
十二運で「盛りを過ぎて落ち着く」段階
要点
衰(すい)は十二運の第6段階で、壮年期を過ぎて体力は落ち始めるものの、経験が豊かで物事の扱いに長けた状態にたとえられます。伝統的には落ち着き・慎重さ・経験・分別を表し、力は広がらなくなる代わりに、守ることを知っている段階です。
早見
- 分類
- 十二運(十二長生)・第6段階
- 人生のたとえ
- 壮年期を過ぎ、中年に入る
- キーワード
- 落ち着き、経験、慎重さ、分別、守り
- 強弱の傾向
- 強から弱へ:余力はあるが、もう上昇はしない
- 関連する概念
- 衰は帝旺のすぐ後。「盛極まれば衰う」はこの転換を指す
衰の出し方
十二運は日干から数えます。陽干は長生から順行、陰干は逆行します。甲の長生は亥なので、順に五つ進んだ辰が甲の衰です。乙の長生は午なので、逆に五つ戻った丑が乙の衰です。下の表は日干別の衰の位置です。
| 日干 | 衰に当たる地支 |
|---|---|
| 甲(きのえ・陽の木) | 辰(たつ) |
| 乙(きのと・陰の木) | 丑(うし) |
| 丙(ひのえ・陽の火) | 未(ひつじ) |
| 丁(ひのと・陰の火) | 辰(たつ) |
| 戊(つちのえ・陽の土) | 未(ひつじ) |
| 己(つちのと・陰の土) | 辰(たつ) |
| 庚(かのえ・陽の金) | 戌(いぬ) |
| 辛(かのと・陰の金) | 未(ひつじ) |
| 壬(みずのえ・陽の水) | 丑(うし) |
| 癸(みずのと・陰の水) | 戌(いぬ) |
四柱推命での衰の意味
衰は「頂点を過ぎた」段階で、勢いは弱まる一方、経験と判断力が増しています。日干が衰に座る人は、伝統的に、落ち着いていて控えめで分別があり、冒険を好まず、築いたものを守るのが得意な人とされます。
「衰」という字は否定的に聞こえますが、表しているのは一種の成熟です。力任せではなく、経験とペースで物事を進めます。日干が弱いときは衰の支えは限られ、印や比劫の助けが必要とされます。日干がもともと強いときは、衰に座ることで性格がかえって穏やかになると読まれます。
命式での見方
- 日支
- 日干が衰に座る(甲辰・庚戌・乙丑・辛未など)と、落ち着いて慎重で安心感を大切にするとされ、結婚生活も細く長く続くタイプと読まれます。
- 月支
- 月支で衰に当たると、季節からの支えはすでに弱まっており、日干の強弱は他の柱と合わせて見ます。
- 年柱・時柱
- 衰があると、その時期は比較的穏やかで、拡大より蓄積を重視する、などと読まれます。
- 大運・年運
- 衰の運は守りを固め、整理し、力を蓄えるのに向き、無理な前進は避けたほうがよいとされます。
関連する概念
- 帝旺の後
- 衰は帝旺のすぐ後に来て、力が頂点から下がり始める「盛極まれば衰う」の転換を表します。
- 衰と病
- 衰の次が病で、力はさらに弱まります。衰にはまだ余力があり、病はよりはっきりと弱い段階です。
よくある誤解
- 衰は運気の衰退や体の衰えを意味しません。人生の一生にたとえた段階の名前です。
- 日干が衰に座る=日干が弱い、ではありません。日干の強弱は月支と命式全体から判断します。
- 十二運だけで日干の強弱は判断できません。月支や五行のバランス、格局と合わせて見ます。
よくある質問
自分の命式に衰があるか知るには?
無料命式作成で生年月日などを入力すると、「十二運」の欄に日干の各柱での段階が、「自坐」の欄に各柱の天干の段階が表示されます。上の表で日干から調べることもできます。
日干が衰に座るのは悪いこと?
いいえ。伝統的には落ち着きと経験を表し、派手ではない穏やかな力です。良し悪しは、命式がより強い日干を必要としているかどうかによります。
衰と帝旺の関係は?
衰は帝旺のすぐ後に来て、力が頂点から下がり始める段階です。帝旺が最大の拡大なら、衰は引き締めて守る段階です。
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無料命式作成では、日干の各柱での十二運と、各柱の天干の自坐を表示します。
伝統文化の学習、自己理解、娯楽を目的とした内容です。AIの解釈は不完全または不正確な場合があり、専門的助言ではありません。